個人事業主の生活防衛資金はいくら?6〜12ヶ月分の作り方

個人事業主の生活防衛資金はいくら?6〜12ヶ月分の作り方

※ 本記事には広告(A8.net 経由)が含まれます。

こんにちは、ゆづはです。
夜職を卒業してフリーランスになると、毎月の収入が不安定になります。「来月の入金がいつ来るか分からない」「半年後に売上が落ちたらどうしよう」という不安に備えるのが生活防衛資金です。
結論からお伝えします。個人事業主の生活防衛資金は、月の生活費の6〜12ヶ月分。サラリーマンより多めに持つのが基本です。

目次

生活防衛資金とは?個人事業主はサラリーマンより多めに

生活防衛資金とは、「収入が止まっても生活できる現金」のこと。病気・事故・廃業・売上低下など、想定外のリスクに備える現金枠です。

立場必要月数理由
会社員(独身)3〜6ヶ月分失業保険あり・転職しやすい
会社員(家族あり)6ヶ月分扶養家族の生活も支える
個人事業主・フリーランス6〜12ヶ月分失業保険なし・売上変動大
フリーランス×売上不安定12ヶ月分季節変動・取引先依存リスク

夜職卒業組がフリーランスになる場合は、最初の1〜2年で6ヶ月分→12ヶ月分と段階的に積み上げるのが現実的です。

いくら必要か?計算式

計算式はシンプル:

生活防衛資金 = 毎月の固定費 × 6〜12ヶ月

ポイントは「固定費」で計算すること。変動費(外食・娯楽)は売上が止まった時に削れますが、固定費(家賃・通信・保険)は削れません。

毎月の固定費に入れるもの

  • 家賃・住宅ローン
  • 水道・光熱費
  • 通信費(スマホ・ネット)
  • 保険料
  • サブスク(最低限のもの)
  • 食費(最低限)
  • 国民健康保険・国民年金
  • 事業の固定費(最低限)

例:月の固定費が15万円なら、生活防衛資金は90万円〜180万円

ゆづはの生活防衛資金(個人事業主3年目)

私の場合の内訳を、参考までに公開します。

  • 家賃:8.5万円
  • 水道光熱費:1.2万円
  • 通信費:1.2万円
  • 食費(最低限):3万円
  • 国保+国民年金:3万円
  • 保険・サブスク:1.2万円
  • 事業経費(最低限):1万円
  • 合計:月19万円

目標は月19万円 × 12ヶ月=228万円。現在は1年目の半分くらいから3年かけて積み上げて、ちょうど12ヶ月分に到達した段階です。
「あと半年は何もしなくても生きていける」という安心感は、メンタル安定にも大きく効きます。

生活防衛資金の保管先・3つの選択肢

① 普通預金(推奨・基本ここ)

すぐに引き出せる流動性が最大のメリット。金利はほぼゼロですが、防衛資金は「増やす」より「守る」が目的なのでOK。
ネット銀行(住信SBI・楽天銀行・auじぶん銀行 等)なら少しでも金利が付きます。

② 個人向け国債(変動10年)

発行から1年経てば中途換金でき、国が元本と利子の支払いを行う仕組みです。金利条件は時期で変わるため、購入前に公式情報を確認してください。「すぐに使わないけど取っておきたい」資金に向きます。半年分を普通預金、もう半年分を個人向け国債という分け方も。

③ NG:投資信託・株式

生活防衛資金を新NISAやFXに突っ込むのは絶対NG。市場が下がっている時に売ることになり、損失確定で防衛資金が削れます。
「防衛資金」と「投資資金」は完全に別物。守る金と増やす金を混ぜない。

防衛資金が足りない時の応急対応

「明日支払いがあるけど現金がない」という緊急時、フリーランスにはいくつかの選択肢があります。

① 小規模企業共済の貸付制度

共済掛金の範囲内で低金利(年0.9〜1.5%程度)で借入可能。共済を解約せずに資金繰りできるのが最大のメリット。詳細は 小規模企業共済の記事 に書いています。

② ファクタリング(請求書の即現金化)

取引先への請求書を「先に現金化」できるサービス。Webライターのように納品から入金まで1〜2ヶ月空く業種には特に相性が良い仕組みです。
手数料はかかりますが、借金と違って借入扱いにはなりません(債権の売却なので、信用情報に影響なし)。短期の資金繰り対応の選択肢として知っておくと安心です。

③ クレジットカードの一時利用

支払いを1〜2ヶ月後にずらせる。ただしリボ払い・キャッシングは金利が高いので絶対NG。一括払いの範囲内で。

NISA・iDeCo・小規模企業共済との優先順位

個人事業主のお金の順番は明確:

  1. 生活防衛資金(最低6ヶ月分・普通預金)←ここがゼロなら他は全部後
  2. 小規模企業共済(節税枠フル活用)
  3. 新NISA(つみたて投資枠で月3万円〜)
  4. iDeCo(余裕があれば追加)
  5. 生活防衛資金12ヶ月分完成&事業安定が確認できたら、投資枠を増やす

「投資が儲かるから防衛資金は最低限でいい」と言う人もいますが、フリーランスの収入不安定さを舐めない方が安全。防衛資金は心の余裕でもあります。

まとめ:守る金と増やす金は分ける

  1. 個人事業主の防衛資金は固定費の6〜12ヶ月分
  2. 保管先は普通預金(or 個人向け国債)。投資はNG
  3. 足りない時の選択肢を事前に知っておく(共済貸付・ファクタリング)
  4. 防衛資金が完成してから投資を増やす

夜職時代は「来月もお店があるから貯金はゼロでもいい」と思っていた感覚を、フリーランスでは捨てる必要があります。収入の波に殺されないために、現金枠を守る。これが卒業後の経済的自由のいちばんの土台です。

関連記事もあわせてどうぞ:

※ 本記事は一般的なお金の整理の考え方です。個別の資産配分・借入判断は、ファイナンシャルプランナー・税理士にご相談ください。


フリーランスの資金繰り・お金管理に使えるサービス

※ 本記事には広告(A8.net 経由)が含まれます。

請求書の入金待ち期間に現金が必要になった時の選択肢としてEasy factor(オンラインファクタリング)。日々のお金の流れを把握するにはマネーフォワード クラウド会計freee会計 が定番。事業と生活のお金が一画面で見えると、防衛資金の管理も楽になります。

Easy factor オンラインファクタリング マネーフォワード クラウド会計 freee会計
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次