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こんにちは、ゆづはです。
夜職を卒業して個人事業主になると、節税制度を調べるなかで必ず出てくるのが「iDeCo」と「小規模企業共済」。どっちもサラリーマン時代には縁のなかった制度です。
結論からお伝えします。まずは小規模企業共済、余裕があればiDeCoを追加が定石。理由を青色申告3年目の視点で解説します。
結論:先に小規模企業共済、余裕があればiDeCoも追加
個人事業主向けの節税制度として、両方とも「掛金が全額所得控除になる」点は同じ。違いは流動性・元本リスク・受取方法です。
- 小規模企業共済:個人事業主・小規模企業役員のための「廃業時の退職金」制度。掛金月1,000〜70,000円
- iDeCo(個人型確定拠出年金):私的年金制度。個人事業主は月68,000円まで(年816,000円)
節税枠だけ見ると年間で共済84万円+iDeCo81.6万円=最大165.6万円。両方フル活用すると、所得税・住民税が30〜50万円下がるレベルの破壊力です。
小規模企業共済とiDeCo・比較表
| 項目 | 小規模企業共済 | iDeCo |
|---|---|---|
| 運営 | 中小機構(独立行政法人) | 各金融機関 |
| 月額掛金 | 1,000〜70,000円 | 5,000〜68,000円(個人事業主) |
| 年間最大 | 84万円 | 81.6万円 |
| 節税効果 | 全額所得控除 | 全額所得控除 |
| 運用 | 共済が運用(予定利率1%程度) | 自分で運用(投信・定期預金) |
| 受取時期 | 廃業・引退時(65歳〜) | 原則60歳〜 |
| 途中解約 | 20年未満は元本割れ可能性 | 原則不可(60歳まで引出禁止) |
| 貸付制度 | あり(掛金の範囲内) | なし |
| 受取時税制 | 退職所得控除 or 公的年金等控除 | 退職所得控除 or 公的年金等控除 |
個人事業主は「先に共済」が定石な3つの理由
理由① 掛金の範囲内で「貸付」が使える
共済には「契約者貸付制度」があり、積立てた掛金の範囲内でお金を借りられます。事業の資金繰りが厳しいとき、共済を解約せず低金利で借入できる安心感は大きい。
iDeCoには貸付制度がなく、60歳まで一切引き出せません。フリーランスの資金繰りの不確実性を考えると、共済の流動性は強い。
理由② 元本割れリスクが小さい(20年以上掛ければ元本以上)
共済は掛金納付期間が20年以上なら元本以上が戻ってくる制度設計。それ以下で解約すると元本割れの可能性はあるが、長く続ければまず元本割れしません。
iDeCoは自己責任の運用なので、市場が悪ければ元本割れもあり得ます(運用商品を「定期預金」にすればリスクは抑えられますが、節税効果と引き換えに運用益はほぼゼロ)。
理由③ 加入手続きが圧倒的に簡単
共済は中小機構のサイトから資料請求→申込書を商工会議所などで提出するだけ。
iDeCoは「運営管理機関(金融機関)」「商品(運用先)」「掛金額」を全部自分で選んで、書類のやり取りも複数回。慣れない人は最初の関門が高めです。
それでもiDeCoを併用するメリット
① 運用益が出る可能性(共済より高リターン)
iDeCoは投資信託で運用すれば、長期で年3〜5%程度のリターンが期待できます(過去実績ベース・元本保証ではない)。共済の予定利率1%と比べて、運用面の伸びしろは大きい。
② 運用益も非課税
通常、投資信託の運用益には20.315%の税金がかかりますが、iDeCo内の運用益は非課税。長期で運用するほど、この差は大きくなります。
③ 受け取り時に退職所得控除が使える
iDeCoを一時金で受け取る場合、退職所得控除が使えます(共済も同じ)。両方とも勤続年数に応じた控除枠があり、税負担を抑えられます。
ゆづはの選択:共済7万円→iDeCo追加を検討中
私は青色申告3年目の現在、小規模企業共済を月7万円(年84万円・上限)で掛けています。これだけで所得税・住民税が約25万円下がる計算。
iDeCoはまだ未加入。理由は、夜職時代の貯金から共済の掛金を捻出しているので、これ以上の固定支出を増やすと月の手取りが厳しくなるから。
ただ、事業所得が安定してきた段階で、iDeCoを月23,000円(最低水準)から始めようと考えています。共済をフル活用してから、余剰でiDeCoに広げるのが、夜職卒業組には現実的な順序だと感じています。
注意点:両方とも「途中で減らせる/止められる」けど計画的に
- 共済:途中で掛金減額OK(月1,000円まで下げられる)。掛止めもOK
- iDeCo:掛金変更は年1回まで。掛止め(一時停止)も可能
- 両方とも「長く続けるほど節税効果が積み上がる」設計。短期解約は元本割れリスク
事業が不安定な時期に無理して満額掛けて、途中で苦しくなって解約…が最悪パターン。無理のない掛金額で長く続けるのが鉄則です。
節税効果を計算するなら会計ソフトのシミュレーション機能
「自分の所得だと、共済とiDeCoでどれくらい節税できるの?」を知るには、会計ソフトの所得税シミュレーション機能が便利。
私はマネーフォワード クラウド会計で、共済の掛金額を変えながら「節税後の手取り」を比較してから掛金額を決めました。
まとめ:共済→iDeCoの順番が個人事業主の定石
- まずは小規模企業共済(流動性・貸付制度・低リスク)
- 事業が安定したらiDeCoを追加(運用益・非課税枠)
- 無理のない掛金額で20年以上の長期で続ける
夜職時代には縁のなかった節税制度ですが、個人事業主になると知っているか知らないかで年間20〜30万円の手取りが変わります。
知らないで払い続ける税金ほど、もったいないものはありません。
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※ 本記事は一般的な制度解説です。掛金額・運用商品の判断は、税理士・ファイナンシャルプランナー等の専門家にご相談ください。
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※ 本記事は一般的な情報提供であり、個別の税務アドバイスではありません。実際のご自身の状況に応じた判断は、必ず税理士・税務署にご確認ください。
